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おじさんがゲージに僕を入れ思い出のアパートの玄関に鍵をかけて、ポストから鍵を投函。
「チャリーン」と鍵が落ちた音が切なく聞こえる。
もうここには帰ってこれないかもしれないと感じて、僕にはひたすら「ニャーニャー」と鳴くことしかできなかったんだ。
すぐにタクシーが迎えに来て乗り込む。
一番苦手な乗り物が車なのにいきなりタクシーなんて...
走り出して5分くらい過ぎただろうか不安と恐怖で僕はお漏らしをしてしまった。おじさんのズボンをおしっこでビショビショに濡らしてしまったけどおじさんは何も言わなかった。
駅について切符売り場に。
そのまま改札を通り過ぎ新幹線の乗車口へ向かった。
待ち時間が20分あるということで、おじさんは僕とゲージの中をタオルで綺麗にしてくれた。
そして切符を見せてくれたんだ。「これことの切符だよ」ってね。
猫にも切符があるんだね。
当日有効で距離は関係なく一律280円!
ゴォーゴォーと凄い音ともに新幹線が入ってくる。
初めての新幹線だけど乗ってしまえば車と違って揺れない。
安心しておじさんが抱えるゲージの中でお昼寝。
起きた頃にはもう千葉のお家近くだった。