こととおじさん

青森出身のニャンコ「こと」です。
同居のおじさんとの日常。

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いよいよ出発の時が来た。

おじさんがゲージに僕を入れ思い出のアパートの玄関に鍵をかけて、ポストから鍵を投函。

「チャリーン」と鍵が落ちた音が切なく聞こえる。
もうここには帰ってこれないかもしれないと感じて、僕にはひたすら「ニャーニャー」と鳴くことしかできなかったんだ。

すぐにタクシーが迎えに来て乗り込む。
一番苦手な乗り物が車なのにいきなりタクシーなんて...
走り出して5分くらい過ぎただろうか不安と恐怖で僕はお漏らしをしてしまった。おじさんのズボンをおしっこでビショビショに濡らしてしまったけどおじさんは何も言わなかった。

駅について切符売り場に。
そのまま改札を通り過ぎ新幹線の乗車口へ向かった。

待ち時間が20分あるということで、おじさんは僕とゲージの中をタオルで綺麗にしてくれた。
そして切符を見せてくれたんだ。「これことの切符だよ」ってね。
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猫にも切符があるんだね。
当日有効で距離は関係なく一律280円!

ゴォーゴォーと凄い音ともに新幹線が入ってくる。

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初めての新幹線だけど乗ってしまえば車と違って揺れない。
安心しておじさんが抱えるゲージの中でお昼寝。

起きた頃にはもう千葉のお家近くだった。



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2015年04月12日にその時はやってきた。

おじさんとママが何やら揉めてママが僕とおじさんを置いて家を出ていってしまった。

しばらくしても戻って来る気配もない。

おじさんはママと連絡は着かないと言っている。

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その時のいじけてる時の写真だニャ!

次の日、おじさんは青森を離れると言って引越しの準備を始めだした。

僕はおじさんが組み立てるダンボールの中に入ってダンボールが壊れないか点検作業。徹夜で一緒に荷造りをしたよ。

おじさんも「ことはママの子だから置いていくよ」って言ってるし、その間にママが帰って来ることを期待してたんだよね。

そしてまた次の日になってもママが帰って来ない。

おじさんはもう家を出る準備をしている。

「どうしようこのままママが帰ってこなかったら!!!
ご飯も食べれないし、暗い部屋でお留守番なんて嫌だ!!!」
そう思ってたらおじさんが「このままことを置いて行ってママが帰って来なかったら大変だから」といって急遽僕の荷造りをしてくれた。

「ママが迎えに来るまで一緒に居てくれる」と言ってくれた。

そして荷物をまとめ4ヶ月間楽しい生活をした思い出のアパートを後にした。

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